砂曼荼羅のビジョン・誕生日プレゼント
謁見を終え、バラナシに戻りその晩は疲れたのがぐっすりと眠りに就いた。
翌朝、いつものようにヨガ教室に行く。
一通りのハタヨガ最後はいつものように仰向けになり、瞑想をする。
眠ってはいない、しかし起きてもいない。
ちょうどその中間に漂っているいつもの気持ちのよい意識の中にいた。
普段はなにも考えずにただその空間に漂っているのだが、
その時、私ははっきりとしたビジョンを見た。
手に白い砂を持ち、太陽の形をした砂曼荼羅を描いていた。
握り締めた砂の感触、手から砂が落ちていく感覚がとてもリアルだ。
太陽の中心の円を白い砂で塗りつぶし、
周りの三角形も塗り始める。
はみ出さないように、慎重に、集中して砂を落とす。
三つ目の三角形を塗りつぶしている最中に、瞑想の終わりの合図を聞く。
おしい、できれば全部塗りつぶしたかった。
瞑想の後、ヨガの先生に今見たばかりのビジョンの話をする。
すると先生は、それはチャクラを意味しているのではないか?と言う。
二つ目のチャクラを塗りつぶした意味は第二チャクラが既に開いて、
これから第三のチャクラを開こうとしているのではないか?と。
、、、、、と言われても“チャクラが開いた”実感はまったくない。変化もなし。
今現在もそうである。
けれど、砂曼荼羅を描くというビジョンは私の中でとてもリアルで、
そしてとても意味あることに思えた。。
あのビジョンは本当の意味はなんだったのだろうか?
実感はできない“チャクラの開き”だったのだろうか?
いつかその意味を知りたいと思う。
まぁ、とりあえず“カルマパ17世からのお誕生日プレゼント”と言うことにしておこう。
しかし、もう一度、あの夢を見ないかな?
終わり