怒涛のインド・マナリ行き 5 2008/07/18 00:09:56

数時間後、バスは小さな町の、バスステーションに到着。
ここでマナリ行きのバスに乗り換えるという。

でも、なかなかマナリ行きのバスは来ない。。。。。

バスのフロントに、大きく行き先が表示されているのだけど、英語でなくヒンディー語。
もう、私を拾ってくれたお姉さんだけがたより。

30分経過。

お姉さんが「あのバスが、マナリまで行ってくれることになった。
あのバスに乗って!!荷物は車内に持込むこと!!」
再び荷物を背負って猛ダッシュ。

時刻は既に9時。、、、もう時間なんてどうでもいい。
バスが、私を、マナリにまで運んでくれるのなら。

、、、でも、、、バスに乗り込んで30分経過してもバスは発車しない。
正確に言うと、一度動いて、バスステーションの出口で止まったまま。

なんとなく、このバス、マナリにいかないかも、、、、という気持ちになる。

「サモサをお一つ、いかが?」
隣りの席に坐ったカルカッタのお姉さんが私にサモサを勧めてくれる。
このお姉さんは、バスチケットの半券を失くした私に、
「同じバスに乗っていたのだから、払い戻ししてあげてよ!」と援護射撃をしてくれた人。
払い戻しにしても、このあとのタクシーとの交渉にも、だんなさんでなくて、
彼女が交渉する。、、、多分、だんなさんは英語を話せない人なのかも。

そういえば、朝からチャイ以外なにも口にしていない。
、、、ありがたくサモサを頂く。

そしてカルカッタのお姉さんと、チベット人のお姉さんの会話。

カルカッタ:「ねぇ、マナリまであとどのくらい掛るの?」
チベット: 「多分、このバスが直接マナリに行ってくれればあと6時間」
カルカッタ:「まぁ、、、、、」

この会話、同じインド人同士なのに英語。よって私にも理解できる。
カルカッタ出身のお姉さんのファーストランゲージはベンガル語。
チベット人お姉さんのファーストランゲージは、チベット語、
だけど北インド出身なので、ヒンディー語も同じくらいに操る。

ファーストランゲージが違うもの同士、、、のインド人の共通ランゲージは英語なのです、、、、、

順調に行ってあと、6時間か、、、、、おやつの時間に間に合うわけね。

でも私の内なる声は囁く「このバス、マナリまで行かないよ」と。

15分経過。車内も「なんとなく、おかしいぞ」という雰囲気が漂い始める。

一度車外に出たカルカッタのお姉さんが、バスに戻ってくる。

カルカッタ:「このバス、出発しないみたい。で、タクシーの運転手を二人捕まえて交渉したの。
ひとり400ルピーでマナリまで行ってくれるって、、、」
チベット:「400ルピー、、、、それは高すぎるわよ、、、、」
私:    「そうだ、そうだ、高すぎる!!」

実はこの時の私の所持金は、払い戻しをしてもらったお金を合わせても300ルピー。
昨日の朝、デリーに着いてからまだ両替をしていなかったのである。
空港からバスターミナルまでのタクシー代とナイトバスの代金は、
前回の旅で残ったルピーで支払った。残りは100ルピー。

どうせ、「夜出発して起きたらマナリ」なのでマナリで両替すればいい。
長距離移動中は、殆んどご飯を食べない私。車酔いするから。

全財産、300ルピー。このバスの中で一番所持金の少ないのはきっと、私。

困ったな、300ルピーしかないよ。タクシーは使えない。
、、、アメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックならあるよ、
あと、日本円も。クレジットカードなんて、海外で100万円まで使えるんだから、、、、、

ところで、カルカッタのお姉さん、なぜ「2台のタクシー」と交渉してきたか?
カルカッタのお姉さん、だんなさん、チベット人のお姉さんとその家族そして私。
あわせて8人なのである。
、、、、みんなで、マナリまで行こうよ、友よ!の親切心で交渉してくれたのです。

チベット人のお姉さんは決断した。

「このバスは、もう無理。■×△まで行って、そこからマナリ行きのバスに乗ろう!」
(私の読みだと、急にマナリ行きになったこのバスに対して、地元のタクシードライバーが、
俺たちの食いブチ横取りするな!と抗議したんだと思う。
バスドライバーの周りに地元のインド人が集って、ギャーギャー騒いていたもん。)

土地勘のある、このお姉さんに異議申し立てをする者はいない。

ちょうどタイミングよく■×△行きのバスが来た。(らしい)

「あのバスに乗るの!!荷物は車内に持込んで!」

乗客、大移動。猛ダッシュ。

先頭を切るチベット人お姉さん。
この人の特技は、目的のバスに乗り込み・座席を確保すること。
で、必ず二席、確保する。
なぜか?  私たちバス難民の中に足の不自由のチベット人のおばあさんがいる。
(お姉さんの家族ではない。)
このおばあさん、娘さんと思われる女性の肩を借りてやっと歩けるほど。
このおばあさんのために、お姉さんは毎回、バスを乗り換えるごとに席を取ってあげるのである。
で、余裕があると私に「あなた、あそこの席が空いている!」と教えてくれる。
たまにお姉さんから離れた席を確保している私に
「ちゃんと乗れた(坐れた)かしら?」と必ず車内で私を探してくれる。
眼が合うと、ニッコリ。

本当にいい人なのである。ああ、チベットに自由を。

、、、、このバスで、席を確保できなかったのは私だけ、、、とろい。

しょうがないので、荷物で埋る、通路に座り込む。
正面にいるインド人のおばさんと眼があう。
おばさんが後ろに向かって、なにかを叫ぶ「■×◎=-#ジャパニ!!。」
ジャパニ(日本人)それだけは聞き取れた私。
次ぎに私に向かって何かを叫ぶ。
「$$&△■!!」、、、、ヒンディ語、わかりません、、、私。
3度、おばさんは叫ぶ。乗客みんな私をじーと見つめる。
、、、私の荷物の上に坐るな!って怒っているのかな、、、、、、、
だって、しょうがないでしょう、、、、
4度めの叫びの後、どこからか英語が聞こえてきた。

「後ろの席、空いているから坐りな、って言ってるよ、この人。」
小さな、男の子の声。

怒っているように見えたこのおばさん、最後列に向かって
「この日本人が坐れないでいるから、坐らせてやってよ」と叫んでいたのです。
で、最高列に坐っていたふたりの子供を抱えたお母さんが、
子供ひとりを自分の膝の上に、もうひとりを前列に坐っていた女性に預けて
(いいよ、あなたの子供、私が膝の上に乗せてあげる、、、、全く他人の女性)
私のために一人分の席を作ってくれたのです、、、、、
ありがとう、ありがとう、と言いながら、席に坐らせてもらう私。

数時間後、知らないバスステーション着。で、次のバスを見つける。

「これが最後のバスだからね」とチベット人お姉さんに励まされる。

「マナリまで!!」と言ってチケットを買う。100ルピー。
既に私の所持金はローカルバスを乗り継いだために、100ルピーを切った。
只今の時刻、お昼。あと3時間で目的地に到着する、、、、はずだよね。

R0015083チベット風餃子、モモ

なぜバスは動かない?

ヒマラヤ眺めながら、温泉入って、

こーゆーの食べてまったりしたいんだよ!私。

 

 

 

投稿者:

tigressyogi

1969年冬・東京に生まれる 世界放浪中にクリスタルの美しさに心を奪われ クリスタルショップ Tigress Yogi を立ち上げる 筋金入りの偏頭痛持ちだか、日本を離れるとなぜか頭痛は消える 米国クリスタルアカデミーIntermediateコース終了 出没地:インド、ネパールその他山岳地帯

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