、、、、さぁ、これからが本番。怒涛のインド・マナリ行き。
来るかどうか判らないローカルバスをひたすら待つ、それしか手段のない、
取り残された、元乗客。
チャイを飲んだり、その辺をぶらついたり、「今頃、目的地に着いている時刻だよな、、、、」
諦めの悪い私はそんなことを考えながら時間を過ごす。
チャイを飲んで、元乗客の場所に戻ると、
「拾う神」であるチベット人のお姉さんが「あなた、バス代返してもらった?」と聞いてくる。
なんでも、バスは途中で止まってしまったわけなので、200ルピーだけ、
ドライバーが、その場にいた元乗客にお金を返しているらしい。
「早く運転手のところに行って!!200ルピーだよ、200ルピーを返してもらうんだよ!!」
あ、白人のお兄さんたちにも教えてあげよう、、、、、
探してみたけど、姿が見えず。ヒッチハイクに成功した模様。
一度、手元を離れたお金、そんなもの、このインドで戻ってくるのでしょうか??
でも、バスの入り口で本当に運転手が払い戻しをしている!!
「はい、チケットの半券見せて」
ソンナモノ、トックニ、ナクシチャッタワヨ、ワタシ。
チケット、、、、本当によく失くす私。
飛行場で、搭乗券だってなくしたことあるし、
免税店でパスポートを置き忘れたことだってある私。
「半券ないと、払い戻しはできないよ」、、、はい、なにも言い返すことはできません。
そんなとき、後ろから援護射撃の声が。
「この人、同じバスに乗っていた。私の前の席だったからよーく覚えている!!
だから払い戻ししてあげてよ。」
声の主は、カルカッタからダンナさんとやってきたインド人のお姉さん。
(もしかしたら、新婚旅行だったかも)
このお姉さんの援護射撃のお陰で、半券失くした私も、200ルピー受け取ることができた。
「200ルピー、返してもらった?」戻ってきた私に、チベット人のお姉さんが確認。
「うん、ちゃんと返してもらえました」私のその言葉にお姉さんはニッコリ。
やっと一台のローカルバスがやってきた。
「このバスに乗って!!荷物は車内に持込むこと!、、、屋根の上に乗せらちゃうの、ローカルバスだと。雨も降っているし、荷物が落っこちることもあるから」
チベット人お姉さんの合図で、荷物を背負ってバスに向けて猛ダッシュ。
、、、やっと移動ができる、、、時刻は朝の6時。
目的地到着時間に、やっと移動開始。