11 バラナシを去ること。

おまわりさんも牛も一緒に暖を取る

いい加減病人ごっこも飽きたので移動すること、決意する。
でも、いざチケットを買ってこの地を去るとなると、
一種の寂しさがこみ上げてくる。
今回のバラナシ生活は、熱の合間に出掛けたのみ。
熱もなんとか平熱に戻り「いつもの自分」に戻ったとき、
ひょっとしてこの「病人ごっこ」はクンブメーラ後遺症だけでなく、
この土地が持つ磁場と満月とサドゥたちのパワーにやられたのではないか?とふと思う。
半分、病人。でも半分はエネルギー負け。

いつもいつも、ひとつの土地を離れるときに寂しさがこみ上げてきて、
それは何回経験しようと、何年経験しようと慣れることではなく、
次の場所、次の磁場へシフトする流れの中で
ちょっとだけ、混乱している自分がいることに気づく。

「大丈夫、次の磁場にもちゃんとシフトできるはず」
自分自身にそう言い聞かせる。

しばし、知り合いのサドゥテントにて、チャイを飲みながらボーっと過ごす。

子供のように、いや子供以上に無邪気で屈託なく、遠慮のないサドゥたち。
彼らのリズムに合わせると、時に too much !なこともあるけれど、
あんな風に無邪気に、生きていきていけたら、
それが許される場所があるならば、、、、、そんなことをふっと思ってしまう。

投稿者:

tigressyogi

1969年冬・東京に生まれる 世界放浪中にクリスタルの美しさに心を奪われ クリスタルショップ Tigress Yogi を立ち上げる 筋金入りの偏頭痛持ちだか、日本を離れるとなぜか頭痛は消える 米国クリスタルアカデミーIntermediateコース終了 出没地:インド、ネパールその他山岳地帯

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