厳しい冬が終わり、色鮮やかな植物たちが芽吹く季節が待ち遠しい。
マラカイトの鮮やかなグリーンと共にそんな季節を心待ちにしている今日この頃。
秋から冬にかけて毎年、冬眠する熊のように食欲旺盛で、
冬がやってきても生命維持機能が働くせいか、過食ではないか?と自分でも心配になるほどの
食欲も収まり、嗚呼、本当に春がやってくるのだな、と胃袋が教えてくれる。
もう、厳しい冬が終わる、生命維持機能解除。
卒業、進学、人事移動など、環境が変わりやすい季節。
それはココロにも少なからず影響して、浮わついたり、穏やかになれないこともある。
もちろん、希望で胸が高まることもある。
そんな環境の変化がココロを揺れ動かすのも事実なのだけど、
卒業も進学も人事移動もない生活を送っている私でも、この季節は毎年どうも落ち着かない。
草木が芽吹くように、人間の脳内でも何かが芽吹くからではないか?と
密かに思っている。
ケアレスミスを起こしたり、約束を忘れたり
「なんか、ちょっと、歯車がかみ合っていないな」と注意が必要な季節だと認識している。
いつもより丁寧に瞑想をする。
そんな瞑想中、浮かび上がる言葉。
石のように冷静であれ。静であれ。
変化が訪れても新境地に到達しても心の何処かに静をキープしろ。
それがキープできるなら、どんな変化の波に乗ろうと恐ることはない。
できることなら、変化を楽しんでいたけど、
そんな余裕がないことだってある。
だから。
心の片隅でもいいから、静を維持する。
一見、役に立たなそうなことかもしれないけど
結構、こういうことが大事だったりする。
瞑想から戻って静の石を眺めながら
静をキープできてるか?と自分自身に問いかける。