5月下旬から、期間限定で
「自分の好きなことだけをする、好きな人とだけ会う」という生活を始める。
相当好き勝手に生きている自覚はあるのだけど、
それでも一応、社会・世間とは付き合って(時に折り合いをつけて)生きているわけで
知らず知らずの間にココロにオリが沈殿する。
好きなことをする、の最優事項は、一日中、好きなだけ石と向かいあうこと。
今の私にそれができるのか?少し不安もあったけど、
やっぱりできる。石と共にいることは、いつまでたっても至福の時間だ。
ときに集中力が途切れると、近所の友人宅にふらりと立ち寄る。
スープの冷めない距離に気ごころ知れた人がいるって幸せなこと。
縁側でたわいのない話を夜な夜なするには絶好の季節。
友人宅の梅の実を収穫して、今年は梅シロップを作る。
所要があって、横浜市内や東京に出かけそこで久々の知人たちに遭遇する。
そのうちの一人は、会社員と自身のライフワークの二足のわらじを履いていたのだけど、
きっぱりと片方のわらじ(もちろん、会社員のほう)を脱ぎ捨てた。
久々にあった彼は「好きなことをしている人」の顔になっていた。
もともと、柔らかいムードの人だったけれど、やっぱり何かが以前と比べて違う。
およそ10年前。
誰とも会いたくなくて、引きこもりたくて、ネットショップを始めたはずなんだけど、
気が付くと私の周り、結構人がいるな、ということに気づく。
しばしのリトリート生活で、昔のことを振り返る6月。