ひたすら編む、ある日のこと。

騒がしい世間に背を向けて日々、コツコツと作業をする日々。

毎朝、窓を開けると地域猫がやってくる。

「おはよう」猫に挨拶をして、これが1日で最初で最後の会話だったりする。

新緑も美しく、鮮やかなドレスをまとったように美しい花々。

ウグイスもさえずる。

「幸せだな」 

今までの生活と比べると、非日常なのかもしれないけど、こんな生活も1年。

孤独かもしれないけど、穏やかな日々を過ごしてきたと思う。人生の休日。

それでも心の奥底の片隅で、思う。

「何処か、知らない・遠い場所に行きたい」と。

随分と幸せな日々を送っているのに、「遠い場所に行きたい」

そろそろ「私の外」に目を向けないといけないタイミングかもしれない。

もしくは「更なる人生の休日」を渇望しているのかもしれない。

どっちみち、今の状況ではここにとどまることしかできないのに。

指先をコツコツと動かす。

石に向かい合い、同時に自分と向かい合う。

幸せを感じつつ、それでも不安が全くないわけではない。

不幸にはいつでもなれる。

テーブルに不安なこと、手にできないものをいっぱい並べるだけでいい。

幸せは、その一瞬一瞬を噛み締める連続なのかもしれない。

噛み締める幸せが今、ここになるなら、自分は幸せでいよう。不幸はいつでも

投稿者:

tigressyogi

1969年冬・東京に生まれる 世界放浪中にクリスタルの美しさに心を奪われ クリスタルショップ Tigress Yogi を立ち上げる 筋金入りの偏頭痛持ちだか、日本を離れるとなぜか頭痛は消える 米国クリスタルアカデミーIntermediateコース終了 出没地:インド、ネパールその他山岳地帯

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