猫との生活

もう桜の季節だなんて。

年明けから怒涛の始まり。

1月下旬、1匹の野良猫を保護した。

重症な猫風邪を引いていてこんな寒い季節このままだと死んでしまう。とりあえず動物病院に連れて行くも猫を飼育する道具なんてなにもないから知人にゲージを借りて湯たんぽを用意して。

一時は「このまま看取ることになるかもしれない」と覚悟したほど、猫風邪は重症だった。

毎食シリンジを使って1時間ほどかけて強制的に給餌。ゲージの横に布団を敷き眠る。

嫌がる給餌。か弱い声で抵抗する猫。でももう抵抗する力も残されていない。

生きるんだ、全ての命は幸せになるために存在するんだ。

この子と、一緒に生きていくことを決める。

10数年前に愛犬タロウを看取ってから、もう2度と動物は飼わない、あんな辛い思いはしたくない、とおもっていたはずなのに。

少しずつ回復し、今は元気にしている。

元気になったもんだから、外に出せ、と大暴れ。

いただいま、家猫修行が1ヶ月が過ぎた。

この子は生粋の野良猫なのかもしれない。でも私はこの子と共存することに決めた。これは大きな私のエゴなのかもしれないけど、次にこの子を看病するのは看取るときだけ。それまでは安全な場所を私が提供する。一緒に生きていこう。

私の腕の中で寝息を聞き、重みを感じるとき、命って暖かい、尊いものなんだ、私も自分のために、そしてこの猫のために一生懸命生きよう、と誓う。

猫の名前は妹子(いもこ)

新しい家族です。

嵐のような1月。

いやいや、もう。。。

新年早々に悲惨な震災や事故が起こってすごい幕開けの一年だな、と思ったつい最近のこと。動揺せずにはいられなかったけれど、やっと心を落ち着かせ、一年のプランニングを実行しようとしていた矢先に、私自身の生活にも変化の兆し。

右往左往し、落ち込み、おい、自分、どうした?どこに向かっているんだ?

そんな慌ただしさの中、ふとこのスモーキークォーツが私の意識に浮かび上がる。

しっかりと踏ん張れ。そして根を張れ。風に吹き飛ばされないように。

そんな言葉にならない言葉を受け取る。

グランディング、、、、のことなのか?だったらブラックトルマリンが登場してもいいのだけど。。。。

光を放ち、そして根を張れ。

、、、これ以上の言葉はうけとることができなかった。

予定外、想定外のことばかりな1月。

動揺し、落ち着かない日々を過ごし、ジェットコースターに乗ったような日々だけど、石は踏ん張って根を張れ、と言う。

石は大事な時に大事な言葉を掛けてくれる。

まだ1ヶ月も過ぎていない2024年。

きっと、大丈夫。吹き飛ばされないように根を張る、踏ん張ってみせる!

こんにちは、2024年

元日に横須賀の空と海を眺めていた。

どんな1年になるんだろう?ささやかな希望を胸に。

1時間後大地が揺れて、その翌日には空港での大事故。

SNSが騒がしくなる。

テレビを持っていない私は最低限の情報だけ拾い、心が乱れないように頑張っていたけれど、やはり「そちらの」のほうへ引っ張られている自分がいた。これは先の大地震と同じパターンで自分の立ち位置がわからなくなり途方に暮れる。

もう、新年の抱負もなにもない。ただ、途方に暮れる。

これは大変よくない心のパターンでどうにか自分を前に、光の方向へ、アクティブな方向へ向かうように試行錯誤する。

だれしも心に闇を抱えていると思うけど、何かがきっかけでその闇というブラックホールの蓋が開いていまい、井戸のような穴を覗いてしまう自分がいる。

大変よろしくない連鎖反応。

そんな折、古くからの友人からとてもハッピーなお知らせが届く。

歳を重ねると。

自分に降りかかった悲しみには涙が出ない。でも人の悲しみには泣ける。自分のことに同情できなくなるし、悲劇のヒロインになれなくなる。涙を流すよりこの壁をどのように乗り越えるのか?にアタマがシフトするからなんだと思う。

そして、自分に降りてきた幸せには心の底から「感謝」をするようになるし、人の幸せにはどうしようもないほどに涙腺が崩壊する。

もちろん友人のハッピーなお知らせにもれなく涙腺崩壊する。

この世界は。

不幸だけで成り立ってはいないし、逆に幸せだけでも成り立っていないのだな。

大地が揺れて途方に暮れ、幸せな報告に涙する。

それが2024年が始まって10日の間に起こったこと。

もっと穏やかにスタートすると思っていた2024年。

兎にも角にも。ご挨拶が遅れましたが

今年もよろしくお願いいたします。

2023年が過ぎていく

年内の仕事を終えて、近所のカフェに。

しばし、今年一年のこと、来年のことを忘れ

美味しいコーヒーとカレー、そして他のお客さんたちとの会話を楽しむ。

このお店に出会うことができたのは、今年一年のよかったことのひとつ。

美味しいコーヒーをまず一杯。

横須賀特有のこの風景は本当に和む。

ぼーっと頭を空っぽにできる風景。

もう9年もこの地にいることにびっくり。

コロナ禍以降の生活は、できるだけ好きなことのみをしていく、心が荒むほど我慢はしないということを心がけてきた。

「今までの人生だって相当好き勝手に生きて来ただろうよ」という声も聞こえなくもないが、まぁそれはさておき。

大量生産のできない手仕事でお金を頂いているこのスタンスは時として経済的不安がやってくる時もあるけれど、やりたい道をまっすぐ進む、というのは若かりし頃からの夢だった。その一歩を踏み出したのは27歳のころだと思う。

27歳という歳が、遅かったのかどうかは今となってはわからない。もちろん、一本のまっすぐな道ではなく、紆余曲折と落とし穴がいっぱいあった。気がつくと横須賀という谷戸の町に住んで9年。

穏やかな日々だったけど、なんとなく、どこかで、その穏やかさに飽きてきている自分もいる。

「不安定な生活というものが安定してきて、飽きてきた」という感じ。

直感の赴くままにしか生きられない私には遠い未来も近い未来もどうなっていくのかが全く予想できない。

好きなことをして生きていく。

石と手仕事を通して人と巡り合って、気がつけばまた違うステージに立っているんだろうな。そんな予感。

今年1年Tigress Yogiを通して知り合って頂けた方々に感謝。

そして来年も。

これから出会うべき方々、楽しみにしています。

穏やかな新年をお迎えください。

Tigress Yogi

本多 綾

新商品のご案内。そしていろいろ

冬の装いに差し色を。

そんなアクセントになるピアスを6点サイトにアップしました。

https://www.tigressyogi.com/categories/4888908

冬はイベントたくさんで楽しい季節ではあるけれど、日照時間も短いし、当たり前なんだけど寒いしで気持ちもどうしても沈みがち。(日照時間は大事!)

鮮やかな色彩を身につけて、色から元気を貰う。

実は、これ、私が冬の季節に意識的に実践していること。

夏に鮮やかな色彩はもちろん素敵だ。

でも春の色彩がやってくるまでの冬の季節に鮮やかな挿し色を身につけて色から元気をもらう。

鮮やか過ぎる洋服はやっぱり冬には周囲から浮いてしいそう、という時はアクセサリーや小物で挿し色を。

今回の商品を単品でお買い上げの場合、スマートレター(180円)での発送が可能です。

厚みに制限があるため、簡易梱包となります。

また流行ってきたのかな?

周囲でインフルエンザやコロナに感染した話を12月に入ってよく耳にする。やはり免疫力をつけることって大事なんだろうな。

体を温めること、睡眠を十分に取ること、室内の湿度を保つこと。できることと言えばこのくらいかな?あとは自分の免疫力と運に任せるしかないような。

ここ2年ほど米麹の甘酒を作って、朝一番に飲むことにしている。冬はジンジャーシロップをスプーン1杯追加して。甘酒を飲み始めてから花粉症の症状がずいぶんと軽くなった。完治したか?と思うくらい。

白米7:黒米3 くらいの割合でご飯を炊いて甘酒を作る。黒米を使うとコクが出てさらに美味しいよ。

夏からひっそり始めた筋トレ

きっかけはお気に入りのジーンズが入らなくなったこと。

増えた体重(脂肪)は全て下腹に蓄積されるお年頃となったこと、実感した。

スカートもパンツも全て買い替えるなんてとても不経済だな。着るもの全てがファストファッションブランドになるなんて、絶対に嫌だ。

体重という数値はまったく気にしない。ジーンズが履けるようになればそれでいい。

脂肪を減らすにはとてもシンプルで消費カロリーが摂取カロリーを超えればいいだけの話なんだが、そのシンプルなプラスマイナスが難しいから世の中困っている人がいっぱいいるわけで。

日々の運動、そして代謝を上げる目的で自宅筋トレを始めてみた。

半年続けてお気に入りのジーンズが履けるようになった。そして思わぬ副産物が「冷え性が治った」こと。

ここ数年、足先が夏でも冷えて「痛い」くらいだった。とても素足でサンダルなんて履けない状態。

しかし、だ。スクワットをすると足のつま先までポカポカしてくる。筋トレタイムでなくても足先が冷えたらスクワット。

冬になって寝る前に足先が冷えるな、と思ったらスクワット。

おかげでこの季節も就寝時に足裏に汗をかく、という以前の自分の戻れた。

すごいぞ、スクワット。ありがとうスクワット!

冷え性の方、スクワット試してみてね。

冷え防止と筋トレの一石二鳥ですよ!

2年ぶりのこたつ

オイルヒーターを使えば電気代がすごいことになるし、ストーブもいいけど灯油も高い。この冬はヤドカリになることを決め、こたつで過ごすことにする。春まで抜け出すことができなくなる、こたつ。ヤドカリと化し人間失格になる、こたつ。

みかんを入れたかごをテーブルの真ん中に置いて、ポットと湯呑みをセットして、、、、カセットコンロを置いて湯豆腐もいいな、、、、これで越冬しよう!と決めたはずなんだけど。

こたつを出して2日もしない間にただの「冬の作業台」と化す。

違う、仕事とプライベートは分けるんだ、ここで仕事をしてはいかん!!そんなことしたら、疲れ果ててそのまま寝床になってしまうではないか!

まさに、ヤドカリ。 こたつマジック。

オーダー作品。そしていろいろ。

12月4日の催事が無事終了して、ちょっと気が抜ける。

このまま勝手に仕事納めしそうなモードにはいるが、いや、まだ終わっていない2023年。今年最後の(多分)オーダーを仕上げる。

原石で変形型なので固定するのにやや手間がかかる。

男性からのオーダーで石自体も大きめで重さもあるので、編み目にもちからが入る。干渉のある原石だけど、一番美しい面を表面にうまくセッティングできるように。ブレスレットは装着時にベルトを「動かす」ので装飾デザインよりもまず頑丈さを重視して作るのが私のやり方です。

今年も頂いたオーダーを全て完成することができました。

知らない町の普通の公園のベンチでボーーーーとして過ごす一時。

今年1年のこと、来年からのこと、頭の中がいっぱいで飽和状態。

気がつくと木々は既に色を変え季節が冬へと向かっている。

過去と未来のことで頭がいっぱいで、全く心は「今」にいないことに気づいて苦笑する。

今この一瞬を味合わないなんてもったいない。

しばし、過去も未来も放って置いて今、自分がいるこの瞬間に焦点を当てる。

何も特別なことがない晴天のある1日の昼下がり。

知らない町の公園でボーと出来ること、贅沢だな、と思った。

やっと冬らしく寒くなって来たね。

年内にネットショップにピアスをご紹介する予定です。

イヤリングにも変更可能です。

ご来場ありがとうございました

今年最後の出店が無事終了いたしました。

クリスマスマルシェということで、他の出店者さんたちもこの季節にマッチした作品を多数出店。

友人のお嬢さんがピアスを購入してくれました。出会ったときはまだ小学生だったのに、いまや立派な大学生。時間が経つのは本当に早いな。そして細々ながら手仕事を続けていてよかったな。

このお嬢さんが高校入学の時「ちょっと私のその制服着せてよ」と女子高生から制服を奪い、40歳代にしてJKコスプレをし、一緒に撮った写真はなかなかのカオスだったなぁ、、、

あらあら、ケモノがアクセサリーを物色しています。

お気に入りのもの、見つかったかな?

今回は私の煩悩である物欲を抑えきれず、お客様に混ざってお買い物。

素敵な赤い小皿。キッチンを赤で統一している我が家に赤のお皿が今までなく、一目惚れ。

クリスマスだから小さなクリスマスリースを。

半年ほど前から研究書を読み込んでいるんだけど、しおりがいつもスーパーのレシート笑。どうにもカッコ悪いな、と思っていたのだけど、可愛らしレザーのしおりを発見!

素敵な手しごと作品に出逢えて嬉しかった。

マルシェ終了後は近くのカフェチェアーさんに。

出店に向けて頑張った自分に美味しいカフェオレを。そしてこの日はニューヨークに滞在経験のあるアーティストの方々の写真展示がされていました。

たくさん旅をしてきたけど、ニューヨークには行ったことがない。いや、アメリカにいったことがない。どんな世界なんだろう?通り過ぎる旅人ではなく、その地で生活をした人にしかわからない視点と空気感がそこにはある。

ケモノ、発見!!

このケモノは兎釈迦(ウーシャカ)という手相占い師でもあります。チェアーさんで1日限定の占い。

順番待ちをしていたお客様も友達からよく当たる、と聞いてやって来たそう。私も占ってもらう。

「不安定な生活が安定してきた」自分だけど、なんとなく飽きてきたな、そして些細なことだけど、このまま安定してはいけないのではないか?という出来事が続いたため、それを占ってもらうことに。

結果はゴー。前に進め。うまくいく。そしてある意味対局にある「したいこと」の2つの計画をすこしづつでもいいから立てていけ、とのお告げ。

兎釈迦、いつも的確なアドバイスありがとう。

そんなこんなで出店者の私も丸一日、楽しんだクリスマスマルシェでした。

12月はオーダー作品の制作に没頭します。

ご来場頂いた方々、運営スタッフの皆様ありがとうございました。

背の高いサンタさんもいたよ。

オーダー作品より

出店用作品とオーダー作品を並行して制作する日々。

朝、目が覚めると目覚めてしまったことを後悔する気持ちが心の片隅に存在する。

よっぽど楽しい夢でも見ていたのか?

多分、違う。

その後悔がなんなのか?を知りたいのだけど今のところわからない。

目を覚まして新しい1日が始まる。

指も動く。体も動く。今日も作品を作ることができる。

当たり前のことかもしれないけど、これって奇跡なんじゃないかな?と思う。

奇跡な1日が始まる。目覚めた後悔をそっと隅に寄せてひたすら指を動かす。

この菱形のカイト面がこのクリスタルの肝。

どう表現していいのかわからないけど、

このカイト面がゲート。

美しい。

今年最後の出店、横浜黄金町

2023年最後の出店です。

今年最後の出店はのきさきアートフェア

日程|2023年12月3日(日)
時間|13:00~17:00
会場|高架下スタジオSite-D集会場、かいだん広場

京浜急行日ノ出町駅徒歩5分

https://maps.app.goo.gl/vTvb49EaXhyLLq7m8?g_st=ic

主催|黄金町エリアマネジメントセンター
※雨天決行、荒天中止予定

12月の出店は久しぶり。クリスマスカラーのピアスを作成しました。

雪の結晶ピアス

冬はどうしても暗い配色の装いになりがち。

小物やアクセサリーに赤を持ってきてアクセントに。

13時から17時と短い時間ではありますが

12月の黄金町でお会いしましょう!

本当に冬が来るのかな?

12月3日の日曜日、今年最後の出店をいたします。

場所は横浜です。詳細が決まりましたらお知らせします。

実は12月の頭の3日間、他の作家さんたちと催事を計画していたのですが、そちらは延期となってしまいました。

私、只今なかなかの重症の<バネ指>になってしまい、通院中です。それでも!小さな作品になりますが、12月3日の出店に向けて指の様子を見ながら製作しているのが、雪の結晶のピアス。

クリスマスカラーで作ってみました。

でも本当に冬なんて来るんだろうか?今も半袖着ながらブログを書いています。

このまま春が来るんじゃないか?

いや、もう一度夏になるんじゃないか?(絶対にイヤ!)

クリスマスを意識して作品作っているのが、不思議。

夏のトラウマ、壊れた指とパソコン

今年の辛かった夏、頭空っぽにして何も考えないようにして気の進まない仕事をしていた数ヶ月間。やっと解放されてみたものの、自分で認識する以上にトラウマになっていたようで、『またあの場所に引き戻されるのではないか?』『いや、もう終わったんだよ、自分の世界に戻ったんだよ』と、自分の中で問答をする日々。

そんな中、指の痛みが酷くなり病院通い。そして4年しか使っていないパソコンがある日、突然、死んだ。

『これからもっと悪いことが起こるのではないか?』

『イヤ、辛い夏はもう終わったんだ』

大事な商売道具である指を痛めたことが引き金となって心が負の方向に傾く。

こんな精神状態って絶対によくない。どうすればいいのか?

落ち込んだら体を動かそう、ひたすら歩け

横浜から鎌倉まで歩いて行けるらしいよ

そんな噂を小耳にはさみ、何もしない日を無理やり作り、友人と鎌倉参りをすることに。徒歩で。

横浜の金沢区に朝夷奈の切り通しという、鎌倉に通じる道。昔はひとひとりがやっと通れる幅の道で、ときには追い剥ぎも出没したそう。

横浜にもこんな場所があるんだな、と驚きの道。

ひたすら歩く。歩く。

気がつくと住宅街が現れ、そこは鎌倉。

途中、道連れの友人の親戚宅に立ち寄る。

「酉年だよね、お不動さんにお参りしておいで」

友人は同い年。なんで酉年がお不動さんなんだかわからないのだけど、やけにこの言葉が心に響き近所のお寺へ。

実は、今年、まだ初詣に行ってなかった私。

11月の初詣。

小さなお不動さんに手を合わせる。

「断ち切る。はい、終了」

どこからともなく、そんな言葉が浮かぶ。

歩いた、というか歩けた。鎌倉まで。私、まだ弱っていない。大丈夫。まだ、歩ける。

心が負の方向に傾いたら、歩け、体を動かせ、自然の中に身を置け。

これがいざ鎌倉で学んだ教訓。

山道も人生も、前に向かって歩くしかないんだよなぁ、、、