昨年の冬から、オーダー作品制作の隙間を見つけてコツコツと作り込んできたペンダント。やっとネットショップにアップいたしました。
冬の夜空に浮かぶ星があまりにもきれいだった、、、そこからインスピレーションを受けて作り始めた4点のペンダントです。
ネットショップ Tigress Yogi
「色踊る、アクセサリー」のカテゴリーからもご覧いただけます。
毎晩、夜空を眺めてコツコツ作業をしているうちに1月が過ぎ、2月が過ぎて行こうとしたとき、きな臭いニュースが世界を駆け巡る。最後の仕上げの方はひたすら祈りに似た気持ちで指先を動かし、完成にまで至った。
疫病、戦争。
まるで中世の世界じゃないか、これ。
私はここ何年もテレビを持たない生活をしている。多分、10年近くなる。理由としてはテレビを見ている時間がないことと、精神状態がやさぐれてしまう、のが主な理由。それでもネットを開いてサムネイルが目に飛び込めば、どんな状況なのかどんな情報操作の流れなのか?が大体理解できる。で、理解できちゃうと少しづつ、自分の心も蝕まれる。
「気をつけなきゃな」と思っていたところに、やってくる3月11日という日。なかなかのダブルパンチでここ2週間くらいは本当に応えた。自然災害という大きな力で一瞬にして多くの命が奪われる。人間同士、殺し合うことないだろう。
殺し合うことはないだろう、、、そう思いながらも、もし、自分がその立場だったら?
多分、私は戦うだろう、と思う。私は守るべきものは何もないのだけれど、今の生活を破壊しようとするものに対し、自由に生きていくために、そして人生が始まったばかりの、「これからの」子どもたちのために戦うと思う。
「話し合えば分かり合える」
理想的であり平和的だ。できればそう信じたい。
確かに分かり合える人もいる。でも絶対的に分かり合えない人もいる、ってこと、様々な国で、立場での出会いの中で思い知らされてきた。この歳になると。これはもう「話し合う努力」の問題ではなくそういう人たちもいるのだ、ということは認めないと(諦めないと)いけないと思う。そして相手を尊重できなくてもいいから、決めた約束を守り干渉しないでそれぞれが前に進み、それぞれの光を見つけて行けばいい。
分かり合えないのは残念なことだけど、殺し合いになるよりははるかにいい。
歴史の中で人間はもう十分に殺し合いをしてきた。もうそろそろ、いいだろう、こんなこと。
夜空を見上げ、自分の、自分たちの星を見つければそれでいい。
他の人は、その人なりに、その人の星を見つけるから。