オーダー作品より

お持込で水晶原石のペンダントオーダーを頂きました。

コードの色を指定していただきデザインはお任せ。「闘病中の知人へのプレゼント」とのこと。

体に不調があると、全てのことーーーー肉体的にも精神的にも敏感になります。例えば私はぎっくり腰をよく起こしてしまうのだけど、痛みが続くときは、紙のコーヒーカップを一つ持つだけで腰に、背中に負担がかかる。よく言えば「紙コップの重さを実感できる」という感じ。

そんなわけで出来るだけ身につけて負担にならないように。そしてデザインをシャープなものより柔らかめのデザインを意識して作成しました。

作成の過程で、このコードの色からとある宗教画を思い出していました。聖母マリアの宗教画。群青色(ラピスラズリ)の衣を纏うマリア像が多い中、その絵は水色の衣を纏っていた。群青色の顔料は今も昔も大変高価で高貴な人々の肖像画やエジプトのファラオの棺や壁画に用いられることが多い。柔らかな水色を纏うマリア像も素敵だな、そんなことを思っていた自分を思い出す。

作品が完成に近づく頃に写真を送って最終確認をして頂く。依頼主から「旅先で見たマリア像を思い出した」という返信。

シンクロはどこまでもシンクロを導く。そしてそれは全く不思議なことではなくなってくる。何を意味するのか?意味づけしても無意味なように感じて、ただ「シンクロした」ことだけを受け止める。

ふと「魂の救済」という言葉が湧いてくる。

誰の魂何だろう?依頼主なのか、闘病中の方なのか、それとも私の魂なのか?このペンダントが私から依頼主へ、そして持ち主へ。その過程で誰かが癒されるのであれば、とても嬉しい。クリスタルは旅をする。旅先で様々な気持ちを受け止めながら。

投稿者:

tigressyogi

1969年冬・東京に生まれる 世界放浪中にクリスタルの美しさに心を奪われ クリスタルショップ Tigress Yogi を立ち上げる 筋金入りの偏頭痛持ちだか、日本を離れるとなぜか頭痛は消える 米国クリスタルアカデミーIntermediateコース終了 出没地:インド、ネパールその他山岳地帯

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