2010/09/09 01:11:13
先日眼を覚ますと、風の匂いが違って、太陽の光も違って、
そうだ、クリスタルを磨こうと思い立つ。
ガンガー・ジャル(ガンジス河の聖水)はまだまだたくさんあるし
大きなクリスタルたちを活性化させてあげよう。
プライベートのクリスタルではなく、商品のクリスタルたちに対しては
なかなかひとつひとつに意識を向ける時間が少ない。
そして、いつかは此処からから旅立つのだから、
プライベートのクリスタルと違って、仮の持ち主(私)と一体化することはできない。
とても微妙で、でもはっきりした一線を引いて付き合うことで距離を保っている。
ひとつひとつのクリスタルたちを、ガンガー・ジャルで磨く。
見る見るうちに、輝きが増してくる。
「どうしてなんだろう?」いつも疑問に思うのだけれど、
とある友達は言った「クリスタルは、人間より”素直 ”だから水の違いにも素直に反応する」
ああ、こんなにも美しい光を宿していたのか。ひとつひとつのクリスタルが
輝きを増すごとに、うっとりと見惚れてしまう。
ちっとも仕事ははかどらない。
時間を掛けて、じっくりと磨く。
テーブルの上でしばし、乾燥。
部屋の空気が、ピシッと「キマる。」
そして、私自身の、どこか眠っていたような、ダレていたような
心の一部が覚醒する。
クリスタルを磨いていたつもりだけど
その行為は、私自身の曇っていた感覚を磨いていたのかもしれない。